旧車の売買

自動車の売買というのは通常であれば、買取店で買い取ってもらったり、新車購入と同時に下取りに出したり、中古車販売店で購入するといった方法をとることになりますが、旧車の場合は売るにしても買うにしてもかなり大変な思いをすることになります。

まず覚えていただきたいのが旧車を好む人がドライバー人口の中ではごくわずかでしかないということです。
自分の中ではとんでもなく魅力のある車であったとしてもそういった車に興味がない方からすれば、単なる古い車でしかありません。
それが顕著に出るのがいわゆる買取店というところ、買取店は中古車市場での需要によって購入する車やその車の価値を決めることになります。
より新しく、より走行距離が短く、より中古車としての人気がある車を高く買い取ろうとします。

そういった価値観の中でそれこそ20年も30年も前の車を持ち込んでみてもらっても、いくらその車が名車であっても、歴史的に重要な車であっても、買取店の転売先である中古車オークションや中古車販売店では誰もそういった車を欲しがらないのです。

要するに需要はゼロに近い状態となりますので、買取店としても利益につながらない旧車は買取ることがほとんどないのです。
買取店からすれば旧車は単なる古い車であって、きっと廃車をすすめられることになるでしょう。

買取店で売れないものを売るには事故車買取店というところがありますが、ここでは廃車前提の部品取り車としての買取しか行っていませんので、買取はしてくれると思いますが、さすがに古い車ともなるとなかなかいい金額にはならないでしょう。
ではどこで売るかといったら、やはり旧車の良さがわかる旧車専門店ということになるでしょう。
旧車専門店とってもピンからキリまであり、それこそクラシックカーとっていいような厳かな車だけを扱うところや、トヨタ2000GTやスカイライン2000GT-Rなどの歴史的名車だけを扱うところなどもあります。
もちろん広く一般的に旧車と呼べる古いモデルを一通り買取るところもありますので、これから売ろうとする車の性格などを考えて、売る場所を選ぶといいでしょう。

対して、旧車を買う場合ですが、これはもちろん旧車専門店がいいと思います、しかしそれほど昔の車でなければ、一般の中古車販売店などで探せば結構いい状態のものが見つかります。
10年落ちぐらいであればかなりの台数があり、15年落ちでなんとかいい車を見つけることができますが、20年落ちともなるとあることにはあるのですが、非常に状態が悪いものが多く、仮にその車を購入してもその足で修理工場などに行くことになるものもあるぐらいです。

それ以前のものはさすがに一般の中古車販売店では扱っていないので、旧車だけを扱う専門的な中古車販売店で購入することになるでしょう。
購入にしても売却の時と同じように一概に旧車専門店というところだけでなく、車種ごとや車種のカテゴリーごとの専門店というものがあります。

例えば、70系以前のランドクルーザーを扱うところとか、280psになる前までのスポーツモデルを扱うところとか、ワンボックスカーだけを扱うところなどいろいろなところがあります。
こういったところで車を買うにはやはり自分がどういった車が欲しいのかということを明確にしておかなければなりません。
そのうえで中古車販売店を選んだ方が確実にいい車を手に入れることができると思います。

族車を作るためにマークIIを購入するなら、族車(?)専門店、Gノーズを付けた240Zを探すならスポーツモデル専門店、昔懐かしいバニングを楽しむならワンボックスカー専門店など、やはり専門店に適うところはないと思います。
ただし、旧車を買う時はとにかく知識を豊富に持っていなければいけません。
旧車自体買ってすぐに壊れていても仕方がないといったものであるため、車選びも中古車販売店の営業マン任せにするのではなく、自分の目で判断し、例え営業マンが大丈夫だといっても自分で納得がいかない部分があるのであれば購入するのをやめるぐらいの覚悟が必要です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です