旧車の車検

syakengtr
<出典:http://www.bzlog.net/extreme/?p=130>

旧車は車検を通すにもかなりの出費を伴います。

車検を通すには何も法定費用だけでなく、車検を通すための整備、自動車重量税、自賠責保険料なども同時に支払うことになりますが、旧車の場合は車検を通すための整備と自動車重量税が高くなる傾向があります。

まずは車検を通すための整備、いわゆる車検前整備というものですが、これはその車が保安基準に合致しているだろうか、安全に走れる状態になっているだろうかを言うところをチェックし、もし保安基準に適合していないポイントや安全運転に支障が出る部分、どう見ても壊れている部分が見つかった場合はその部分を修理して、完全な状態にするというものです。

これには基本的な工賃と修理などにかかる補修部品代というものがかかるのですが、ほとんど交換部品がない3年目の初めての車検においても安くて20000円ぐらいかかります。
しかし、これが旧車ともなると大変です。

エンジンからのオイルにじみやサスペンションのブッシュの交換、ブレーキ周りもオイル漏れやブレーキパッドやブレーキシューの減りなど、3年目の車検よりかなりたくさんの整備や修理が必要になってくるのです。
それだけならまだましです、ここ最近特にうるさい排ガス規制に適合していない場合は、燃料調整や点火時期などを調整して既定の水準をクリアさせなければならず、そこまで行ってしまうと何十万円もの費用が掛かってしまいます。
平均してこの車検前整備だけで10万円以上は覚悟しておかなければならないでしょう。

この車検前点検だけで初めての車検の時より80000円から20万円以上高くなる計算です。

そして自動車重量税ですが、これは国の取り決めよって年式が古くなればなるほど高い税金が課せられる仕組みになっており、新車登録から13年未満、13年以上18年未満、18年以上の3つのランクが設定されています。
たとえば、一番多い1トン以上1.5トン未満のクラスで見てみると13年未満のものは2年で24600円で済みますが、13年以上で18年未満のものは30000円、そして18年以上のものは37800円といった形になります。

これは国が「古い車をずっと乗り続けていないで新車を購入し、お金を落としなさい。そして新しい排ガス基準に合った車に乗り換えて世界に公言してしまった環境基準に合わせるという約束を果たすことに力を貸しなさい」といったことから、古くて排ガスの汚い車を排除するために行われているものです。

ですので、日産のフェアレディZで見てみると、現行モデルとなっているZ34型は2年で32800円で済むところ、最後の日産製フェアレディZとなったZ32型では40000円、その前のZ31型では車両重量が1.5トン以下なのでランクが一つ下がるものも37800円となり、もし同じ1.5トンオーバーであれば50400円になり、車両価格が一番高いZ34型よりもかなり高くなるということになります。

この自動車重量税でも約20000円ほど高くつくと思っておいた方がいいでしょう。
実は旧車の車検において気になるのは費用面だけではありません。

実は車によっては車検整備すらできない場合があります。
ディーラーや昔からある整備工場などではまず大丈夫なのですが、フランチャイズ展開している車検専門店やカー用品店の車検サービス、ガソリンスタンドでの車検サービスではあまりにも古いモデルはお断りされることがあります。
それには修理のための部品を集めることが難しいこと、そしてキャブレターの知識がないからです。

ディーラーの整備士においても最近はキャブレターの整備ができない人間が多く、それこそどこか調子が悪いと悪いところを直すのではなく悪い部品を交換することしかできない整備士が多くなっている中で、そういったいわゆる「にわか整備士」がいるようなところでは繊細な旧車の整備は難しいでしょう。

ですので、旧車は車検を受けるところも選ばなければならないということになります。

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