旧車ならではの構造 ボディのデザイン

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<参照:http://www.japan-vintage.com/modellist/>
昔の車と現代に車を比べても自動車というものは基本的に何も変わっていません。

フレームがあってその上のボディが乗り、そこのエンジンやトランスミッション、人間が乗るキャビンがあって、四つのタイヤがついているとスタイルは全く変わりません。
しかし、ボディの形状は年代に応じてどんどん変わってきています。

古くからずっと売り続けられている車のボディ形状を見るとよくわかるのですが、ここで日産のスカイラインを例に挙げてみてみましょう。

現実的に現在何とか手に入れることができるモデルとして考えると1963年に発売された2代目モデルのS50型から見ると、この時代はとにかく自動車といえばアメリカの車をお手本にして作られることが多く、大きいボディを持つアメリカ車のデザインをそのまま小さなボディの国産車に採用したものですから若干変わったデザインとなっています。
基本は角ばったデザインでエッジのきいたプレスラインなどが特徴です。

次に発売されたのはあの有名なC10型、ハコスカといった方がわかりやすいと思いますが、この時代も先代モデルであるS50のデザインを受け継いだものとなりました。
ただ、このあたりから国産車独自のデザインが少しずつ入り込んできて、小さなボディでもセンス良くまとまっています。
この時代も基本は角ばってデザインとなりますが派手なフィンやエッジのきいたプレスラインは使われなくなりました。

次のモデルはケンメリでおなじみのC110型、この時代のモデルはお手本となるアメリカの車が流れるラインを持つ流線形をベースにデザインしたものが多くなってきたことから国産車のその影響を受け、仙台まであった角ばったデザインから若干丸みを帯びた流れるようなラインを持つものが多くなりました。
特徴的なのがCピラー、ピラーではなくまさにボディパネルといっていいほど面積が広く、当時も視認性が非常に悪いとよく言われていましたが、この時代の車にはこういったCピラーを持つ車が多く存在しました。

次のモデルはジャパン。
C210型スカイラインということになりますが、このモデルでは先代モデルのものと一転して、また角ばったデザインを採用するようになりました。
基本的なデザインはC110型のものですが、そのデザインに無理やり角を付けたようなものとなりました。

このモデルぐらいの時代となるともはやアメリカ車がお手本ではなく、日本独自のデザインを強く感じるようになります。
それからそのあとに発売されたR30型ニューマンスカイライン、R31型7thスカイラインでも引き続き角ばったデザインを採用しました。

大きく変わったのがR32型で、C210型から一貫して採用してきた角ばってデザインを丸みのあるものに変更し、3ナンバーモデルにはブリスターフェンダーも使うようになりました。
R33型に至ってもこの丸みの帯びたデザインは使われ、純粋な日産製スカイラインの最終モデルとなるR34型では若干かくばった印象がありますがそれでも丸みを帯びたデザインは引き続き採用され続けています。
そしてルノー日産となってからはルノーの主導デザインとなり国産車のデザインというよりはヨーロッパのデザインが色濃く残るものとなってしまい現在に至っているといった感じです。

こうしてみると自動車のデザインというのはその当時のお手本となる国の車をまねした形で作られ、更に角ばったデザインと丸みを帯びたデザインが交互に採用される傾向があるようです。
旧車においても時代を知ることによって、角ばってデザインなのか、丸みあるボディなのか、アメリカ車っぽいデザインなのか、ヨーロッパ風のものなのかを半題することができると思います。

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