旧車ならではの構造 AVシステム

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<参照:http://ysmr631.blog87.fc2.com/blog-entry-856.html>

オーディオシステムは家庭用でもレコードやカセットテープからCD、MD、MP3といったように劇的な進化を遂げていますが、車につけられているいわゆるAVシステムも同様に大きな変化を遂げています。

自動車に最初につけられていたAVシステムといえばAMラジオ、もはやAVシステムと呼ぶのもおかしいようなものですが、旧車の時代でこのAMラジオだけ付けられているというのが標準的な装備でした。
これにはAM波で交通情報などを流していたからで、単に楽しむだけではなく安全運転のために付けられていました

そのグレードアップ版として登場したのがAM・FMラジオ、AMラジオにFM用のチューナーを付けただけですが、FMの方が音がよく、何よりもFMで音楽番組を聞くというのが当時ではかっこいいとされていました。
この頃同時によく付けられるようになったのが、8トラックテープと呼ばれるものです。

これはちょっと小さめの樹脂製のお弁当箱のような筐体にテープが内蔵されているもので、後に普及するカセットテープの前身となったものです。
8トラックは、カセットテープのように自分で録音するということができず、レコードやCDのようにレコード屋さんで音楽入りのものを購入して8トラックデッキにバコン!と差し込んで使います。
8トラックはもともとカーオーディオ用として開発されたものですので当時は高級車であれば標準装備されていました。

その後出てきたのが、若干なじみ深いカセットテープ、これが出た時は驚きました。
何よりも自分で音を入れることができ、自分だけのベストテープを作ることができたのですから、普及しない訳がありません。
この頃からでしょうか、自動車のオーディオスペースにDIN規格というものが登場したのは・・・。

DIN規格とはドイツ工業規格のことで当時、西ドイツ車を中心にヨーロッパでよく使われていた規格です。
国産車でも当初はDIN規格あるいは1DINサイズといったものが使われ、そのサイズに合わせたAVシステムを作るようになりました。

現在ではそのDINサイズの倍のサイズである2DINサイズを使うようになり、いろいろなAVシステムが開発されるようになりました。
カセットテープの次はCDプレーヤーです。

CDプレーヤーはおなじみのものですが、当初のCDプレーヤーは走行中の振動によって音飛びを起こすものが多く、まるでレコードを聴いているかのように気を使ったものでした。
その後はMDプレーヤーとかMP3などの比較的新しい規格に合わせたAVシステムが作られるようになり、それらが複合的に組み合わされるのが当たり前となってきたのですが、カーナビの登場によってその進化も少し様相が変わるようになり、AVシステムというよりはカーナビありきのものとなっていきました。

旧車と呼ばれる車において当時使われていたものAMラジオからCDプレーヤーぐらいではないでしょうか。
もちろん発売当時のままにして、その時代の形を残すのもいいですし、取っ払って現代的なAVシステムやカーナビなどに付け替えるのもいいでしょう。
しかし付け替える時はちょっと苦労します。

1DINサイズが採用されているものであれば、そのサイズに合ったAV機器を購入して付け替えれば、意外と簡単にできますが、問題はそれよりももっと前の車、1DINサイズが使われる前までは自動車メーカー独自の、あるいはその車種特有のサイズのものが使われており、市販されているものをそのまま付けるということができないのです。

こういった場合、だいたいの方がもともとついていいたものすべて取り去って、インパネ周りを加工してあたらしいAV機器を付けるか、もともとついていたものとは全く別系統のAVシステムを組み、純正品をそっくりそのまま残すといった二通りの対策をとっています。

どうせ乗るなら何でも新しくしてしまうのではなく、昔のまま取っておきたいものです。

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